チャートも食べたし、夕方だしで、 今までは、プレゼントを積極的に買ってくれたことなどあまりなかったが、 ウマの指示に従い、再び、GK-Iへ。マーケットのはずれにあるジュエリーショップへ。 ゴールドと黒いビーズの、コンビネーションのネックレスに目がとまった。 他のジュエリーと同様、どれも一つ一つが手作りで、他に同じものはない。 店の人が言うには、これはマンガルスートラ(Mangalsutra)というもので、 通常マンガルスートラは、婚姻の際に、夫から妻に贈られる。 妻は生涯、これを身につけておかねばならないという。 結婚4年目にしてようやく、贈られる婚姻の証。 これから先、妻は悪魔と闘って、夫の命を守らなければならぬのか。
GK-I
にあるジュエリーショップで「婚姻の証」を購入。実はウマも、結婚後数年たってようやくマンガースートラを買ってもらったとかで、ダディマから「今ごろ買ってもらったの?」と呆れられたという。 ウマ(ロメイシュの再婚者)の娘の子供たち。つまりウマの孫。続柄上はわたしの甥と姪。彼らは今、ドバイに住んでいるのだが、母子で里帰り中なのだ。もう、お人形のようにかわいい二人。
DELHI SEPTEMBER 12,
2005/ DAY 14
「もう、今日はいいよ。家に帰ろう」というのに、
携帯電話で自宅に電話をし、ウマに別のジュエリーショップ情報を聞く夫。
今回はわたしが「節目な年齢」ということもあり、真剣なのか。
それとも、わたしが知らず知らずのうちに、プレッシャーを発しているのか。
バングル、指輪、ネックレス……。ガラスの向こうに並ぶきらきらとしたもの。
気に入ったペンダントヘッドと、気に入ったネックレス部分を組み合わせてもらった。
「婚姻の象徴」「婚姻の証」なのだという。
西欧に於ける「婚約指輪」に似た存在感。
黒いビーズは「悪魔から身を守ってくれる」のだという。
そして妻がこれを身につけることにより、夫の命は守られるのだという。
わたしたちにもスジャータ夫妻にも子供がいないので、血のつながりがなくても、この二人は非常に貴重な存在。ダディマは実の曾孫がほしいらしいが、もうこの二人で満足してもらうしかないだろう。 マルハン親子三代。なにもそんなにぎゅうぎゅう詰めに座らなくても。満員電車じゃないんだから。