SCENE34: ミルク粥と、今年最後のマンゴーと。
DELHI SEPTEMBER 12, 2005/ DAY 14

昨日到着したかと思ったら、もう今日の深夜にはお別れニューデリー。
久々に夫の実家に泊まり、硬めのベッドで熟睡し、さっぱり目覚める朝。

今日は2件の打ち合わせだけ、それを終えたらどこかへ行こう、と夫が言うので、
彼に一日、付き合うことにした。

朝食は、いつものように階下で、ダディマと、ロメイシュと。
料理人のケサールが、わたしの好きなミルク粥(ポーリッジ)を作ってくれている。
ロメイシュが、ミルク粥の「素」(Roast Wheat)を2袋、
「アメリカに、持って帰りなさい」と買っておいてくれていた。

そしてマンゴー好きなわたしたちのために、
この季節最後のマンゴーを、ダディマの指令で使用人が買ってきてくれていた。

その最後のマンゴーは、しかし香り豊かで甘くまろやかだ。

やさしげな、朝。


朝は、毎度料理人のケサールが、わたしたちのフロアまでお茶と新聞を届けてくれる。毎度至れり尽くせりである。

パンチシーラ・パークにある実家3階からの風景。ここしばらく工事をしていたフライオーヴァー(高架道路)が完成して、見るからに交通の流れが速やかになっていた。

家の前は道路だけれど、裏手は公園があり緑も多いので、部屋に気持ちのよい風が吹き込んでくる。

夫の朝一番の打ち合わせは、オベロイホテルにて。わたしはホテルのラウンジで、カプチーノなどを飲みながら、待つ。インドの新聞各紙で小泉勝利の記事が踊るのを読んだりしつつ。

打ち合わせを終えたら、午後はデリー郊外の新興エリア「グルガオン」を目指す。

騎馬警官だなんて、マンハッタンみたい。

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