JUNE 19, 2005/ DAY 7
SANTA FE (NEW MEXICO)
マルガリータを飲み、伝統的なメキシカンを味わい、早くも最後の夜

部屋でしばらく過ごしたあと、今日は早めに夕食に出かけることにした。せっかくだからダウンタウンに出ようと、ホテルのスタッフにお勧めの店を尋ねる。伝統的なメキシカンを出す有名な店があるというので、そこに行ってみることにした。町外れにあるMARIA'Sというその店は、白いアドビ式建築のレストランだ。

店内はカジュアルな雰囲気で料理の値段も手ごろ。1952年にマリアという女性が開いたこの店では、家庭的な料理が味わえるのだと言う。ちなみにウエイトレスによれば、マリアはまだ健在だとのこと。

わたしたちは、膨大なマルガリータメニューの中から、最もオーソドックスなマルガリータを。ニューメキシコで一番との評判を得ているというそのマルガリータ。爽やかな酸味とほどよい甘さが調和し、ほんのわずかに苦味が効いていて、確かにとてもおいしい。口当たりがいいからスイスイと飲んでしまうが、かなりアルコールが強い。

わたしたちは、毎度おなじみワカモレ&チップス、それから店自慢のポークのスペアリブ、そしてビーフのファヒタを注文した。スペアリブはちょっと味付けが甘く濃すぎて今一つだったが、ファヒタはカラメル状にじっくり炒められたタマネギとトマト、牛肉の味わいがとてもよく、ワカモレと一緒にトルティーヤに巻いて食べると格別においしい。付け合わせの豆の煮込みもおいしかった。

お腹いっぱい料理を味わい、二人ともほろ酔いで、満足。とはいえ車を運転せねばならないので、コーヒーを飲み、酔いを覚ましてから店を出る。夕暮れのダウンタウンは昼間とは別世界のような静けさで、平穏な空気が漂っている。ゆっくりと車で走り抜け、小高い丘の上にある宿を目指した。

空には白い月が浮かび、夕映えが茜色に空を染めはじめている。

[DAY 6 & 7/ Miles Driven: 70(1955)]


乗馬はまた、この次の機会に。

レセプションやダイニングルームのある母屋。

花咲く庭に囲まれた、小さなチャペル

小鳥と話せるサン・フランチェスコ

ニューメキシコで一番のマルガリータ

100種類を超えるマルガリータのレシピがある。

食事のあと、町中を横切って宿へ。

見上げれば、月が出ていた。そして空には、まるでフェニックスが舞い飛んでいるかのような、雲。(写真上)

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