SCENE 56: 街中で、炎が揺れる
BANGALORE, NOVEMBER 12, 2004

玄関先で、窓辺で、家の中で。

人の暮らす場所の、あらゆる場所で、

炎がゆらゆら揺れている。


■そしてスジャータ特製の夕食とおいしいデザート

花火を終えて、またどやどやと、一堂部屋へ戻る。そしてついにはディナータイム。スジャータ手作りのチキンのビリヤニ(炊き込みご飯)や野菜のカレー、揚げ物などが食卓に並ぶ。各自大皿に取り分けて食べる。食事の後はデザート。これもまたスジャータの手作りで、とてもおいしかった。

食後もしばらく歓談は続き、夜が更けてようやく、わたしたちもホテルへ戻った。

夫は久しぶりの花火とおいしい料理がよほどうれしかったらしく、終始ごきげんの夜だっだ。

↑巨大な豆腐。ではなくて、バニラアイスクリーム。

→毎度いい味を出しているラグバンの父、通称ドクター。ドクターは意外にサービス精神旺盛。率先して、ワインをゲストにサーブする。が、なぜか肘を張り、ワインボトルとグラスを目線の高さまで持ってきて、注ぐ。その様はフラスコから試験管に液体を注ぐ研究者の姿そのものだ。夫がデザートを食べようとすると「順序を間違えないように! まずチョコレートケーキ、そしてアイスクリーム、それから上にチョコレートソース。最後にカシューナッツだからね!」と、厳しく指差し確認。

 


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