11/27/2003
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7時起床。青空が爽やかなサンクスギビングデー日和。いつものようにヨガを1時間やるつもりだったが、ターキーのことが気になって仕方なく、30分ほどで切り上げる。 |
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ニューヨークも、DCも、多分、アメリカ中の多くの街が、多分静けさに包まれている朝。帰省ラッシュは前日。ふるさとでこの日の朝を迎える人が多いのだ。公共機関や店舗、レストランなどもこの日は休業のところが大半。街はしんと、静まり返っている。 |
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さてさて! ほどよく解凍しておいたターキーを、いよいよ開封する。16ポンド(7キロ)のターキー。スーパーマーケットでは「中サイズ」だったが、かなり重い。 |
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ターキーを洗い、余分な脂を切り落とす。首の肉は胴に入っていた。レバーはどこだ?と探すが見つからない。洗っているときにお尻から紙に包まれたレバーがポトリと落ちてきた。驚いた。 |
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塩とコショウを全体にすり込んだあと、キューブ状に切ったバターを表面に押しつける。うまくすりこめない。こんなことでいいのか、と思いつつ、オーブンに入れる。華氏300度に設定。余熱なし。 |
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バターが柔らかくなったのを見計らって、刷毛でまんべんなく表面に塗りつける。流れ落ちるバターも、すくい取ってきれいに塗る。火傷に注意。 |
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ターキーが焼く間、スタッフィング(詰め物)を作る。セロリとタマネギのみ、みじん切りにしてあらかじめ炒める必要があるが、残りの材料は全部混ぜ合わせるだけ。 |
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レシピに従っているのだが、量が多すぎる気がする。何度もレシピをチェックするが間違いない。我が家最大のボウルを総動員しているのに、いったいこれらをどうやって混ぜ合わせるのだ? |
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ハーブ類は少量でいいのだが、パック入りなので余分に購入することになる。タイムは飾り付けに使おう。 |
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おっと、リンゴもいれなきゃならなかった。レシピにはリンゴ6つとあるけれど、どう考えても多すぎ。大振りのFUJIを2個のみ、サイコロ状に切る。それでも多すぎるくらいだ。 |
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まぜるのに好適な物を発見!パーティー用のドリンク・クーラー。これに材料をすべて入れて、ガシガシと手で混ぜる。かさばっていたパンがリンゴジュースなどを吸収し、全体にかさが減った。 |
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ターキーがじわじわと焼け始めている。焼き時間はサイズによって異なる。16ポンドの場合、3時間半ほどかかるようだ。ちなみに最初からスタッフィングを詰めて焼く方法もある。 |
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赤いボタンのようなものは、焼けたかどうかを知らせるもの。赤いボタンが飛び出すと、火が通ったということ。 |
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3時間強で、赤いボタンが飛び出した。肉汁をしっかりと流し出したあと、余分に買っておいたホイル製の大皿に移し替える。 |
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この空洞にスタッフィングを詰め込むのだ。 |
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おいしそうだかそうでなさそうなのか、微妙な見栄えのスタッフィング。ターキーのお腹には2割ほどしか入りきれず。あまりは耐熱容器に入れて一緒に温めるが、それにしてもやはり多すぎだなあ。 |
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たっぷり出た肉汁の一部をグレイビーソースに使用する。 |
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ターキーと一緒に焼いておいた首、内臓類をみじん切りにして、ソースに入れる。と、その時、脂っこいが故に包丁を持つ手が滑り、左手人差し指を直撃! 痛い! 爪が! なんてこった、頼むぜ具良治(片隅の風景11/12参照)。 |
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肉汁に小麦粉、パセリ、内臓類を入れて温める。べきが、のちに入れるスープストックも一気に入れてしまう。負傷したが故の動揺か。まあ、しかし、味には大して影響は出ないだろう。 |
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グレイビーソースを煮る。とろみがついたら出来上がり。肉汁に塩味がきいているので、レシピ通りに塩を加えると少々味がきつくなる。レシピにはないが、赤ワインを加えたら、味に深みが出た。 |
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本当はスムースでクリーミーなマッシュドポテトが定番だが、日本のポテトサラダ風のジャガイモが好きなので、あまりクリーミーにしなかった。 |
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フェネル、ズッキーニ、スイートポテトを適当に切り、オリーブオイルとアップルジュースを振りかけて、オーブンへ入れる。 |
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最後の仕上げの準備完了。オーブンの下段にターキーと残りのスタッフィング、上段に野菜類。あとはゲストが訪れ、食事を始める30〜40分まえに加熱しはじめれば大丈夫。 |
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寒い外から暖かい部屋へ入ってきたとき、うれしい飲み物、ホットサイダー。この茶褐色のジュースを使用する。 |
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ホットサイダーには、シナモンを筆頭に、クローブやベイリーフ、カルダモンなど、適当に好みのスパイスを入れる。シナモンだけでもOK。 |
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クローブはこんな風にオレンジにプスプス刺す。以前、夫のボス宅のパーティーに招かれたとき、レストランのシェフが作っていたのを真似てみた。たくさん作る場合は、クローブをまんべんなく刺す。 |
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数カ月前購入したお気に入りのスパイスラック。シンプルで、取り出しやすく、付属のボトルも使いやすい。市販のスパイスもちょうどよく収まり、気に入っている。ちなみにHold Everithingのカタログ販売だ。米国で売られているスパイスラックは、スパイスも付いてくるものが多いのだが、これは容器だけなので気に入った。 |
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米国的秋の花を生ける。渡米当初は、どうにも渋い「仏壇の花」に思えて、なかなか買う気にならなかったのだが、最近は、「悪くないな」と思うようになってきた。
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ゲストも集まり、さあ、いよいよサンクスギビング・ディナーの始まり! ターキーも、こんがりきれいに焼き上がりました! お腹をすかせたみんなの視線が熱い! |
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食べる前に、ちょっと待った! 記念撮影。でも、みんな、このときのために、朝ご飯もそこそこにやって来ているため、空腹全開である。 |
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だけどちょっと待ってね〜。わたしも記念撮影! |
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場内唯一のアメリカ人、トムが、ターキーを切り分ける大役を任される。まずは中のスタッフィングを出すらしい。「早く食べたい!」という皆の視線が集中。彼の身長が高いせいか、ターキーが小さく見える。 |
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食事のあとは、みんなが持ってきてくれたデザートを。つのださんご一家持参のラズベリー・アーモンドケーキ、あいさん手作りのパンプキンチーズケーキ、どれもおいしい! |
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これはのりこさんお手製のクッキー。これもまた、ほどよい甘みとバターの香りが何とも言えず。毎度のことながら、よく食べよく飲みよく話した、幸せな午後だった。 |