THANKSGIVING DAY 2003


■『muse DC』Vol.5の記事より、ターキーのレシピをご紹介。

11月の第4木曜日はサンクスギビングデー。その歴史は1620年12月に遡る。メイフラワー号に乗った英国の清教徒団が、長い航海の果て、マサチューセッツ州のプリマスに到着するが、極度の寒さと餓えにより、半数が命を落とした。

生き残った人々はインディアンから農耕や狩猟を学び、トウモロコシの収穫や七面鳥の飼育に成功、清教徒たちは収穫の感謝を神とインディアンに捧げるため祝宴を開いた。これが米国のサンクスギビングデーの起源だと言われている。

サンクスギビングホリデーは、米国人にとってクリスマスに並ぶ大切な休暇。家族や親戚が一堂に会し、食卓を囲む。中でもローストターキーは欠かせない定番料理。そこで今回は、ニューヨークで人気のアメリカ家庭料理店、GOOD ENOUGH TO EATのローストターキーのレシピをご紹介したい。


Roast Turkey

【材料】
・ターキー(内臓giblets込み) 14-16ポンド
・スイートバター(サイコロ状にカット) 1カップ
・塩(Kosher salt)、ブラックペッパー 適量

【作り方】
1. ターキーの首、内臓を取り除いて空洞にし、余分な脂肪を切り落とし、表面と内側の全体に塩とブラックペッパーをすり込む。

2. ターキーの表面にバターを押しつけるようにして塗る。

3. 18×24インチのロースティング・パンに、胸部を下向きにしたターキーと内臓、首を入れ、300度に設定したオーブンに入れる。低温の状態から入れ、最初の20分は、時折、溶けたバターをかけながら焼く。

4. 更に2時間半から3時間焼く。ターキーの大きさにより焼き上がるまでの時間が異なるので、約15分おきにチェックする。脚の内側のあたりを箸などで刺し、透明な肉汁が出てきたらOK。

5. ターキーは大皿などの上に移し、20分ほど冷ます。肉汁、内臓と首はターキー・グレイヴィーに使用する。

 

Turkey Gravy

【材料】
・上記で調理した内臓、首
・上記でできた肉汁 1/2カップ
・小麦粉(all-purpose) 4テーブルスプーン
・塩(Kosher salt) 1ティースプーン
・ホワイトペッパー 1/2ティースプーン
・パプリカ 1/4ティースプーン
・ターキーもしくはチキンのスープストック 4カップ
・フレッシュパセリのみじん切り 3テーブルスプーン

【作り方】
1. 内臓、首は小さく切り、肉汁と共にロースティング・パンに戻し、中火で温める。

2. 1に小麦粉とスパイスを加え、泡立て器で混ぜながら約4分間、焦がさないように加熱する。スープストックを加え、沸騰するまでかき混ぜながら加熱する。

 

Bread Stuffing

【材料】
・少々乾燥したホワイトブレッドかフランスパン 2ポンド
・アップルサイダー(茶褐色アップルジュース) 2カップ
・タマネギのみじん切り 大2個分
・セロリのみじん切り 6茎分
・皮を剥むき芯を取り、サイコロ状に切ったリンゴ 6個分
・スイートバター 6テーブルスプーン
・チキン・スープストック 1-1/2カップ
・レーズンかプルーンのみじん切り 3/4カップ
・塩(Kosher salt) 2ティースプーン
・ホワイトペッパー、セージ 各1ティースプーン
・パプリカ、タイム 各1/2ティースプーン
・オールスパイス 1/4ティースプーン
・卵(軽く撹拌したもの) 3個分
・ウォルナッツもしくはピーカンを砕いたもの 1/2カップ
・乾燥アプリコットのみじん切り 1/2カップ
・乾燥プラムのみじん切り 3/4カップ

【作り方】
1. オーブンを300度に熱しておく。

2. パンの耳を取り除き、中身を1インチ角に切り、クッキングシートに広げ、温まったオーブンに入れ、薄茶色になるまで焼いたあと、大きなボールに移す。

3. 2にアップルサイダーを入れ、パンを浸す。

4.タマネギとセロリのみじん切りをバターで炒める。残りの材料と共に3のボールに加え、しっかりと混ぜ合わせたあと、ターキーの中に詰め込む。ターキーの表面をアルミホイルで覆い、300度に熱したオーブンで約30分加熱したあと、アルミホイルを取り除いて更に15分加熱。なお、入りきれずに余ったスタッフィングは耐熱容器に入れてターキーとともに加熱しておく。

★焼き上がったターキーを切り分け、サーブするときにグレイヴィーをかける。

RECIPE: GOOD ENOUGH TO EAT BOUNTIFUL HOME COOKING

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