September 30th., 2003 朝一番の風景 |
学校に通い始めて、1カ月が過ぎた。 部屋を出て、エレベータで階下へ行き、ロビーを通過して、エントランスのドアを開ける。 ドアを開けた瞬間に、全身を包むひんやりとした秋風。 こんな日は、バスに乗らず、学校までの30分、てくてくと、坂を下っていく。 |
September 29th., 2003 謎の色彩感覚 |
普段は、オーガニックの商品などを取り扱うWhole
Foodsというスーパーマーケットで買い物をする。 |
September 28th., 2003 憎い空。 |
1年365日。52週。52回の週末。104日の休日。まとめると、約3カ月あまり。 たとえば104日のうち、雨が降ったり、嵐だったり、寒かったり、体調が悪かったり、予定が入ったり、と、 |
September 27th., 2003 音楽 |
もう、音楽を、あえて聞こうとしなくなってから、久しい。 |
September 26th., 2003 つまみ食い。 |
「今から帰るね」の電話が鳴ってからキッチンに立つ。 「タダイマァ〜」という声とともに、玄関の扉が開くのが、いつも、だいたい、40分後。 |
September 25th., 2003 たとえ、通勤時でも、気長に。 |
時刻表の意味がない。ワシントンDCのバス事情。 |
September 24th., 2003 朝の音。 |
暗闇の中で目を覚ます。 じわじわと朝日が昇るのを眺めながら、今日という一日を調えるために、ヨガをやる。 と、ある瞬間、静寂を破る、パタン、という音。 新聞が、玄関先に届く音。 |
September 23rd., 2003 嫌悪・憎悪・感情混沌 |
日曜の午後。ソフィア・コッポラという女性監督による映画を見に行った。Lost
In Translation という映画。 迂闊にも、時に笑ってしまう自分に腹が立ち、その余りにも過剰な描かれ方に、だんだん気分が悪くなり、 わたしはもう、一生、くっきりと、日本人。これから先、一生、日本で暮らすことがないとしても。 |
September 22nd., 2003 街路樹 |
僕らだって、最初は小さかった。だから、与えられた場所がちっぽけでも、そんなに不自由じゃなかった。 春には新芽の息吹を、初夏には爽やかな薫風を、夏には柔らかな木漏れ日を、そして秋には紅葉を……。 |
September 21st., 2003 河畔にて |
日曜の夕暮れ時。 いつもは賑わう河畔のテラスは、堤防に遮られ、とても静かだ。 川の流れは速く、時折、木々の欠片がプカプカと、浮かんでは消え、流れていく。 わたしたちは、映画を観て、夕食をとり、日が暮れたころ、いつもより静かな気持ちで、家路に就く。 |
September 20th., 2003 自然にやられる自然 |
土曜日。郊外へ買い物に出かけようと、3日ぶりに外へでる。 ワシントンDCから、チェーンブリッジを渡り、ヴァージニア州に入る途中。 |
September 19th., 2003 過ぎ去ったあとの空。 |
ワシントン首都圏では、イザベルに翻弄されて、大木が倒れ、電線が破壊され、多くの世帯が停電している。 昨日も今日も、ずっと家に籠もっていたので、何だか息が詰まってきた。 |
September 18th., 2003 イザベル |
猛烈なイザベルがやって来るというので、今日は学校がお休み。 テレビでは、まるではしゃいでいるとしか思えない様子で、イザベルの動向を伝える人々。うるさい声。切る。 |
September 17th., 2003 大切な言葉 |
雑誌や新聞などに、自分のことを紹介してもらうのは、とてもありがたいことだと受け止めている一方で、 |
September 16th., 2003 影絵 |
もう最近では、日毎に日が短くなり、ヨガを終えるころ、太陽が昇り始める。 しばらくの、無心ののち、ゆっくりとまぶたを開く。 窓辺の様子が、黄金色の影絵となって、 温かな光に、全身を包まれながら、深く静かに、一日が始まる。 |
September 15th., 2003 家路 |
そして昨日の夕暮れどき。間もなく日が落ちるころ、家路が近づいてきた。 車からたくさんの荷物を下ろし、カートで部屋に運び、食料品を整理し、米を研ぎ炊飯器のスイッチを入れ、 |
September 14th., 2003 また来るね |
式の翌日の日曜日。今回はマンハッタンには立ち寄らず、すんなりと帰ることにした。 途中の高台から、マンハッタンを眺める。昔住んでいたアパートメントを二人で見つける。 |
September 13th., 2003 おめでとう |
友人の結婚式に、夫と二人で参列した。 式のあとは、すぐそばにあるホールでレセプションが行われた。飲んで食べて語って……。 |
September 12th., 2003 辟易 |
明日、ニューヨークの郊外で行われる友人の結婚式に参列するため、夜のハイウェイを、北へ走る。 |
September 11th., 2003 痛み。 |
今日は9月11日。 一人静かに、2年前の今日のことを、思い返す。 |
September 10th., 2003 さらなる海外留学 |
ここはジョージタウン大学のICC(Intercultural
Center)というビルディング。 今日、パブリックスペースで、海外への留学フェアが行われていた。 行くつもりもないのに、なんだか行けるような気分になってくる。 |
September 9th., 2003 BLUE ELEPHANT |
小さいけれど、ちょっと重たい小包が、日本から届いた。妹からの、バースデープレゼントだ。 冷たくて、きめが細かくて、滑らかで、輝いていて、触れれば肌にしっとりとなじむ、上質の陶磁器。 この小さな5枚の皿。さて、何に使おうかしら……。 |
September 8th., 2003 いちいち。 |
書店 衝撃 衝動 消光 焦燥 消耗 消化不良。 書店とは、入り交じる感情の、露見しやすい場所。 長いのだが、短いのだか、わたしに与えられた時間! |
September 7th., 2003 今年最後のバーベキュー |
友人宅に招かれて、今年最後のバーベキュー。 今日は、むしろ真夏のバーベキューより、風が涼しく、空気が乾いていて、 ビールもおいしく、料理もおいしく、会話も楽しく、夕暮れが、瞬く間に夜になる。 |
September 6th., 2003 歳月。 |
シルクロード、荒野、平原、キャラバン、中央アジア、遊牧、ジプシー、流浪……。 Mie N Yu / Georgetown, Washington DC |
September 5th., 2003 叫び |
朝日はもう、夏のそれではなく。 「神様!」と、叫ぶ深淵より。 窓を開けば、 |
September 4th., 2003 もっと広さを! |
小学校に上がる前、ピンク色した「クロガネの学習机」が子供部屋に届いたときのうれしかったこと! だから、学校の教室の、この小さな椅子と机は、本当に窮屈で仕方ない。机がせめて2倍ほど大きくて、ノートやテキストをゆっくりと広げられれば、学生の集中力も向上するに違いないと、真剣に思う。 |
September 3rd., 2003 五感で季節を感じる朝。 |
自宅から8分ほど歩いたところに、ジョージタウン大学のシャトルバスが迎えに来る。 普段は家で仕事をしているから、朝早く出かけることは少ない。 いよいよ日も短くなってきたこのごろ。木々が色づき始める秋は、もうそこまで来ている。 |
September 2nd., 2003 味よりも、缶……? |
最近では、お茶を楽しむ人が多くなったようだ。ここアメリカでも。 グリーンティーと言っても、日本のそれとは少々違って、 日本の実家から送られてきた、「正統な緑茶」を飲むわたしは、これらを眺めるだけで、買わない。 |
September 1st., 2003 近くて遠い人。 |
連休最後の日。夫は午後から、書斎に籠もっている。 ラム肉・玉ネギ・ユーコンポテトのドライカレーと、ラジマ(いんげん豆とトマト、玉ネギの煮込み) |