セントラルパークを歩く。新緑の季節。黄色や白の水仙が、甘酸っぱい香りを放っている。淡い緑が光を透かして、自然の有り様の美しさは、たとえ大都市の直中に於いても。

かつてしばしば訪れていたIZUMI SALONへ。髪を切ってもらうこともそうだけれど、いずみさんに会えるのも楽しみだった。「これから半年は切らないと思うから、うまくそろえてね」と相変らず乱暴な注文をする。久々にブローをしてもらって、落ち着いたヘアスタイル。しかし再現不能だろうな。

我がヘアケアは、インドの怪し気なシャンプー(一応アーユルヴェーダ)のみ。コンディショナーは滅多に使わないし(たまに使うと、洗い流すのを忘れてしまう)、ドライヤーは電圧の違いで火を吹いて壊れて以来、半年以上使用していないし、ヘアスタイルに対してあまりに無頓着すぎたと反省。インドに帰ったら、インド仕様のドライヤーを買おうと思う。マダムだもの。

せっかくマンハッタンに来たのだから、ミュージカルは見なくちゃね。と夫が積極的なので、見に行くことにした。

ブロードウェイのタイムズスクエアにて。当日券が半額になるチケットオフィス前で30分ほど並び、夫の選択によるミュージカルのチケットを購入。

そのあと、コロンバスサークル、セントラルパークのあたりを目指して歩く。

コロンバスサークルのショッピングモールにて。食べ物情報センサーが高感度な夫、BUCHONの看板を発見す。

「ミホ! BUCHONがオープンしているよ。カフェもあるらしいから、ミュージカルの前に、軽くなにか食べに行こうよ!」

BUCHONといえば、昨年の大陸横断ドライヴでラスヴェガスに立ち寄った折、訪れたレストラン。キッチン見学をさせてもらって印象に残っていたのだ。

ローストビーフのサンドイッチとルバブーのクランブルタルトを買ってシェアすることにした。ローストビーフサンドイッチがおいしい!!! 

ローストビーフが柔らかくて、ぐいぐい噛み切る必要なし。チーズの風味もパンの味わいも抜群。こういうサンドイッチは、インドじゃ食べられないなあ。第一、ビーフだしねえ。「明日も食べに来よう!」と夫。だからってそんなに張り切らなくても。

 

ミュージカルは、SWEENEY TODDを見た。猟奇的殺人鬼の背景を描くというテーマがテーマだけに、楽しくはなかった。

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