NEW YORK, NY
歩き疲れたら、カフェで休憩。バルサザールのおいしいタルトを持ち込んで

MAY 27, 2005

ソーホーの一画にあるバーバリーの店頭で「SALE」の文字を見つけた夫。キラリン……! と瞳を輝かせ、中へ入っていった。夫は、「セール時のバーバリー」のファンなのである。あくまでも、セール時、である。わたしも自分になにか探そうと思ったが、これといったものが見つからず、従って夫のシャツ探しに熱血する。

どれも3割引、4割引は当たり前! で、極めてお得。色もサイズも潤沢にあるので、選び放題である。大量のシャツを試着室に持ち込み、あれこれと試す夫。彼は自分でなかなか決められないので、たいていわたしが決めることになる。最後に3枚を絞り込んだが、「他の店でも、いいのがあるかもしれないし……。ここで3枚も買うのは贅沢」と、倹約さんな夫。結局、2枚を購入した。

その後もブロードウェイ沿いを歩き、ブルーミングデールズをのぞいたり、バナナ・リパブリックで試着したりと、もっぱらショッピングを楽しむ我々。とはいえ、特に何を買うでもなく、すっかりくたびれたところに、お気に入りのフレンチビストロ、バルサザールが目の前に。ここに隣接するベーカリーに吸い込まれるように入る。

ダウンタウンはアップタウンに比べると、ベーカリー密度が高いのがいい。バルサザールのパンもまた、とても良質。更にはここの焼き菓子もまた、おいしいのだ。とはいえ、ベーカリーには食べるスペースがないので、タルトを一つ購入し、スターバックスカフェにお持ち込みすることにする。

アーモンドパウダーの風味がいいフルーツタルトはとてもおいしく、カフェラテとよく合う。フルーツも味がしっかりとしていておいしかった。しばらくカフェで過ごしているうちに、急に雨が降り出した。ちょうどいい具合の雨宿りだった。


飼い主は、いずこ?

バーバリーで長時間を過ごしてしまった。

高級感のある、アーティスティックなチョコレートショップがオープンしていた。

ブロードウェイ沿いにできたデパート、ブルーミングデールズ。

MOMAのミュージアムストア。アート感覚が光る食器類が展示されている。

 

まるでパリの街角みたいな、バルサザール・ベーカリーのあたり。赤いバナーとバケットがよく似合う。素敵な情景。

雨上がりの街は、風が気持ちいい。

再びハウストン・ストリートを横切り、今度は北へ。

夕食は、イーストヴィレッジで食べようと思う。 

クレート&バレルは、全米展開しているインテリアショップ。ここは数年前にオープンした。ミッドタウンイーストの北にも店舗があり、そこにはよく立ち寄った。すっきりとした、洗練された食器やテーブルリネンなどが多い。

 

ソーホーのブロードウェイ沿いには、意外に落ち着けるカフェが少ない。雰囲気はいまひとつだけれど、このベーカリー(チェーン店)AU BON PAIN(オウ・ボン・パ)で休憩することもよくあった。わたしの好きな写真(WILLY RONIS)が貼られている。

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