NEW YORK, NY
そしてマルハン家(二名)の思い出が詰まったあたりを

MAY 26, 2005

「ミホ。あの日、バーンズ&ノーブルで僕を見つけて、よかったねえ」

何かといえば、夫はそう言う。「僕を見つけてくれてありがとう」とは決して言わない。写真上は、リンカーンセンターの向かい、66丁目のブロードウェイ沿いにある、そのBARNES&NOBLEである。この大型書店の4階にあるスターバックスカフェで、1996年の七夕にわたしたちは巡り会った。

わたしが彼の座っているテーブルに「相席してもいいですか?」言ったのがきっかけだった。JULY FORTH(独立記念日)連休の最終日で、店内は満席で、唯一彼の前にだけ、空席があったのだ。別に彼を狙って相席したのでは、ない。

というわけで、わたしたちにとっては特別な場所につき、写真も大きく載せてみた。夫がここで読書をしている間、わたしは近所のネイルサロンでマニキュア&ペディキュアを。歩きすぎで疲れた脚をネイルサロンでほぐすのは、マンハッタン滞在恒例の行事である。


米国では日常的にグリーティングカードを贈り合うので、カードの専門店は多い。ノートや便せん、封筒などもある。

欧州系のソープ&キャンドル専門店。最近、こういうタイプの専門店が増えてきたように思う。

ここではナッツやレーズンなどがたっぷりの、どっしりとしたライ麦パンをよく買った。こんがりトーストしてバターを付けて食べるのがおいしかった。

たまにピアノの生演奏もある小さなカフェ&レストラン、カフェ・モーツァルト。アメリカンなボリュームたっぷりのケーキやタルトがたっぷりと並んでいる。映画を見終えたあとなどに、しばしば訪れた。

ミューズ・パブリッシングを立ち上げたばかりのころ、「ワーキング・ガール」のサウンドトラックを買ったタワーレコード。

わたしが住んでいた頃にオープンしたインテリアショップ、グレシャス・ホーム。ここでリネン類やキッチン用品などあれこれと買い物をした。

リンカーンセンターの一画。ここではたまにミュージカルも上演される。数回、見に来たが、いずれのミュージカルもあまり印象に残っておらず。タイトルを思い出せない!!

リンカーンセンターのメトロポリタン・オペラの前。向こうに見えているのは、またしても住んでいたアパートメント・ビルディング。ここは本当にご近所だった。

リンカーンセンターの全体像。正面がメトロポリタン・オペラで、左側がニューヨークシティバレエ&オペラ、右側がクラシックなどのコンサートホール。夏になると中央の広場でダンスパーティーが開かれる。また右手奥の野外劇場では、夏はフリーコンサートなどが行われ、冬はサーカスがやって来る。中村座の歌舞伎が行われたのはここ。

コロンバス・アヴェニューは、南下する途中「9番街」に名前を変える。ここはしばしば利用していたプタネスカというイタリアンレストラン。ここもわたしたちが住んでいたときに開店した店。メニューを暗記するくらい、出前をとったり食べに出かけたりした。料理は日によって味にむらがあったもののの、総じておいしく、しかもリーズナブルなのがよかった。

「チオピーノ、あるかなあ……」お気に入りだった魚介類のスープ(ブイヤベース風)を探す夫。メニューは同じだった。

9番街、ヘルズキッチン。初日と同じ道筋をたどって、ホテルに戻る。だけど今日は、道路の反対側を歩く。

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