ムンバイからバンガロアへと飛ぶ日。 まるでコロッセオのような、客家の住居のような、 めりめりと音を立てながら、従来を突き破りながら、
空港へ向かう道。今にも崩れ落ちそうな家々が散見される。洪水のあと、崩壊の危険がある建物から強制退去を命ぜられる人々も多いようで、しかし、行く当てがあるわけでもなく、物議を醸しているようだ。 空港近くの新オフィスタウン。新しいビルディングが次々に誕生していた。
MUMBAI
(BOMBAY) SEPTEMBER 6, 2005/ DAY 8
フライトの直前まで、夫は空港近くのビジネスシティでミーティング。
わたしもビルディングの中まで同行した。
いくつもの新しい、巨大な、銀色の建物が林立するあたり。
中央が吹き抜けになった巨大なオフィスビルの最上階の待合室から、
働く人々の様子をぐるりと見渡していた。
伸長しているこの国の経済が、目に見えるようだった。