SCENE 17: 無口なプールサイド。
MUMBAI (BOMBAY), APRIL 19, 2004

夫の仕事に合わせて、能動的なスケジュールの中、しかし一人で気ままに過ごす。
いろいろな土地を歩いてきたけれど、しかしこんな旅の形は、思えば初めてだ。
「せっかくだから、○○○に行こう」「××× は食べておきたい」といった、
旅に対する気負いがなく、ただ、好きなように、住んでいるようなゆとりで、過ごす。

このホテルのプールサイドも、すっかり「なじみ」の心持ちで、気に入りの席もある。
蒸し暑いとはいえ、時折、ス〜ッと、軽い風が吹き、ホテルの外よりは遥かに涼しげ。

しばらくはここにいて、夕暮れ時になったら、また散歩に出かけよう。


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