■サロン・ド・ミューズの日記より抜粋。(1/22/2004) ●ただいま! スーパーHに行かなくちゃ、魚がないよ。サーモンしか。今日は切り身に、粗塩とローズマリーと、そして軽くオリーブオイルをふってグリル。皮がパチパチはぜながら焼ける音って、本当に食欲をそそるよねえ〜。 スープダイエット作戦としては、チキンスープに目に留まった野菜をさまざま投入す。ジャガイモ、サツマイモ、フェネル、ネギ、白菜、タマネギ、ニンジン。そして煮込む。軽く味をつける。そうしてマイユの粒マスタードをちょこちょこつけつつ、食べるのだ! いちいち銘柄に拘るグルメ発言は避けたいが、わたしには、フランスのマイユの粒マスタードが、一番おいしいと思う。もっとおいしいのがあるのかもしれないけれど。 日本じゃやたら高かったけど、こっちじゃ3ドルくらいで売ってるからね〜。幸せ。 サーモン好きのA男は、今日も喜んで食べておった。彼が食べ終えたとき、わたしの皿の上には、最後のふた口のためにとっておいた、サーモンの腹の部分の、脂が乗って香ばしい、おいしい部分があった。 「あ、ミホ、それ僕のために残してくれてるんでしょ」 「そんなわけ、ないでしょ」 反応がないので、ふと彼を見ると、まるで親鳥が餌を与えるのを待つひな鳥のように、大きく口を開けて構えていた。こ、この男は……。 あまりのことに、ぐうの音も出ず。1.5口を自分で食べたあと、残りの0.5口を彼の口に放りこんだ。うれしそうに咀嚼したあと、 「ただいま!」 と言いながら、席を立つ彼。それをいうなら、「ごちそうさま」やろ!
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