■サロン・ド・ミューズの日記より抜粋。(12/5/2003)

●味覚音痴。

夕べのフライのことですけどね。

普段は「皮付き」のチキンを揚げるのだけど、昨日は皮なしの胸肉を揚げたんですわ。日本の「パン粉」を使用して。

夫とともども、おいしいねえ、やっぱり店屋物より出来たてご飯と出来たて家庭料理がいいねえ、なんて言いながら、食べてたんですわ。

さて、食事も終盤に近づいたころ、夫が一言。

「ねえ、この魚のフライ、まだ残ってる?」

箸を落としたね私は。いやほんとに。自分、今の今まで、その「鶏」を「魚」と思って食べていたのか。まあねえ。形状が、ふだん揚げる白身魚と似ていたといえば似ていたけど、でもさあ。違うやろ。

まあ、どっちにせよおいしいならいいのだが、いやしかし、この人は、果てしない味覚音痴じゃあるまいか? といぶかしく思った一瞬だった。


I MUSE PUBLISHING, INC. I MACHINO-HI I MIHO. S MALHAN I COVER I I INDIA I