FAREWELL PARTY
さよならワシントンDC/ ティーパーティー

JUNE 4, 2005

午後2時からのスタートなので、便宜上「ティーパーティー」と呼び、とりあえずは、一画にティーポットを準備したりして「雰囲気作り」はしてみたけれど、誰もお茶を所望せず。ということは、あらかじめ予測していたので、ビールやワインなどアルコールに合うオードブルを準備した。

ゲストそれぞれに異なる料理が行き渡るようにと、小さめにたくさん作ったので、切ったり巻いたりが手間だったけれど、その分、見た目が賑やかになってよかった。

オードブルは加熱する料理が少ないので調理そのものは簡単だし、冷蔵庫に保存して、そのままテーブルに供することができるのもいい。今回は、当日の午前中に準備したので、ちょっとバタバタしたけれど、前の日にあらかじめ作っておくこともできる。パーティーにはこういう料理がいいのかもしれないと、今更ながら思う。


アップルタルト。小さいタルトに見えるけれど、それはミントの葉が異様に大きいから。リンゴの風味よく、甘さ程良く、とてもおいしく焼けた。

昨日焼いておいた台にフルーツを盛り付け。アプリコットジャムやパウダーシュガーをまぶしてもいいけれど、旬のフルーツを新鮮に食べるのがいいかと思い、そのままで。

トルティーヤ(ホウレンソウ&ドライド・トマト)に、マヨネーズを塗って、ターキーのハムとバジルをクルクル巻き込んだもの。これはお気に入りスナックのひとつ。

ベイビー・モッツアレラチーズをさらに小さく切って、プロシュート(生ハム)も小さく切って、クルクル巻く。上から軽くオリーブオイルをかける。ちなみにオリーブの実の器はポルトガルで買った物。種入れがついているのがかわいい。

スモークサーモンにケイパーの実を入れてクルクル巻く。今日はどうも、巻きたいらしい。小さめのスナックはパーティーに好適だけれど、結構、面倒である。でも、楽しいのである。

チェリートマトに、やはりモッツアレラチーズを。ナスの挟み揚げ風に、トマトに切れ目を入れてチーズを挟んでみた。これもまた、オリーブオイルを振りかけて、バジルをあしらう。

なにかと便利な卵サラダ。サンドイッチにしやすい具。ゆで卵にマヨネーズ(キューピー)と塩、粗挽き胡椒をふっただけの、ほっとする味。

アーティチョークの芯(缶詰)に、ツナ缶とトウモロコシ(皮のまま電子レンジで3分)を混ぜたもの。を、チコリに載せる。

ワカモレ。アボカドに、タマネギ、トマト、オレンジペッパーのみじん切りを加え、ライム汁を振りかけて混ぜる。好みでシアントロ(コリアンダー)やチリ、オリーブオイルなど、あれこれ加えてもおいしい。

パンのほかにも、スナックやチーズを載せて食べる乾燥パン類をいくつか用意した。食べたことのないスウェーデン産の不思議なパンも。見た目はユニークだけれど、特筆すべき味ではなかった。

緑色はバジルやオリーブオイルで作られたペストソース。風味がよく、パスタにまぶしたり、サンドイッチに付けたり、さまざまに応用できる。その他、スコーンに付けるマーマレード、サンドイッチ用のマスタードにマヨネーズ、ハニーマスタードなど。

アフタヌーンティーな一画。スコーンに手作りイチゴソースと柔らかめに泡立てたへヴィークリーム(生クリーム)を付けて食べる。紅茶はアルコールが回った夕暮れ時、お口直しに煎れ、強引に「ティーパーティー」を実現。

米国には日本のように「薄力粉」や「強力粉」の区別はなく、"All Purpose(多目的)"な小麦粉が一般的。以前、何気なくこれでタルトを焼いたらカチカチに堅くなってしまった。お菓子はペイストリー用の小麦粉が売っているので、それを使用するのがおすすめ。今回はオーガニックの小麦粉を使用。しっとりと素朴な味に焼き上がった。ちなみにパンは"Bread Flour"で焼く。

グルメな友人H氏が作ってきてくれたティラミス。彼が敬愛するイタリア人シェフ、ジュリアーノ・ハザンのレシピによる本場イタリアンなティラミスは、抜群においしかった!

ティーパーティーとはいえ、飲み物の主役は、白ワイン、赤ワイン、ビールなど。おみやげワインもいただいた。

お花もいただいた。

毎度アンドレイとシルヴィアが最後のゲストで夜更けまでおしゃべり。わたしは蒸し暑さのあまり、Tシャツにお色直し。

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