NEW YORK, NY
仕事関係者を訪れ、友人とランチ。夜はインド親戚宅でディナー

MAY 25, 2005

目覚めれば、窓の外は雨。やっぱり、傘が必要なのね。いいの。吹雪でさえなければ。革ジャンだけでは寒いので、パシュミナのストールさえ首に巻き、いざ外出である。数年前の5月、母と妹とニューヨークを訪れたときは、猛烈に暑くて真夏状態だったのに。なんなのでしょうか、この違い。

さて、今日は夫と別行動。彼もわたしも、それぞれに仕事の会合がある。わたしは彼より一足先にホテルを出て、お世話になったクライアントに業務引継の挨拶へ。それから数件のオフィスを巡った後、友人R子と「そば日本」でランチ。「とろろざるそばとヒラメの刺身丼」のセットを注文。減量中の身の上にも関わらず、食後、なんだか物足りず。やはり「天ざるそば」にしておくべきだったか。

夫の赴任に伴って1998年に渡米したR子。ニューヨークで二人の子供を産み、4人家族となって、近々日本に帰任する。皆それぞれに、世界のあちこちに、ちらばっていく。

ランチのあとは、五番街を歩き、ショッピングなど。毎度立ち寄るアッパーイーストサイドのデパートメントストア、ブルーミングデールズもくまなく歩き、夕暮れ時には疲労困憊。タクシーでホテルに戻った後、夫と合流して、彼の伯父さん宅へ。かつてサンクスギヴィングデーのパーティーに幾度か訪れたお宅である。おいしいインド料理やワインを振る舞われる。

西海岸へ移動した後、インドに行くことになるという我々の計画を、伯父さんは全面的に賛同してくれた。なにかと心配症な夫も、ずいぶんと励まされた様子。いい夜だった。やっぱりインド料理は家庭料理に限る。


朝ご飯はミッドタウンのデリで。どこか見覚えがある……と思ったら、ロンドン拠点のサンドイッチショップだった。ロンドンの店に比べるとサンドイッチの種類は少なかったけれど、クロワッサンの焼け具合もよく、フルーツの小振りなサイズもちょうどよく、いい感じの店だった。

朝からラジオシティの前に長蛇の列。何事かと思ったら、どこかの学校の卒業式が行われていた。こんな雨の日に……。花売りの行商人があちこちで赤いバラを売っていた。

数年前、五番街にできた"AMERICAN GIRLS"の大規模なショップ。思いがけず入ってしまい、さまざまな着せ替え人形に見入り、夢中になってしまう。

米国の赤ちゃんの人形は、とてもリアルで、あまりかわいげがない。ちょっと怖い。でもこういうのが、いいらしい。遠い昔に流行った「キャベッジ・パッチ・キッズ」もかわいくなかったし。

色々なキャラクターがいて、それぞれに着せ替えがある。店内には「ヘアサロン」もあって、髪型を整えてくれる。

車椅子があるなんてあたり、もう、いかにもアメリカって感じだ。いやはや。

やっぱり赤ちゃんは、怖いのである。憂いを漂わせているし。むしろ、クマの方がかわいいのである。

←「スーツケースくらい自分で持つと、君はいつも強い女だったね……」という大瀧詠一の歌を愛していた20年前を思い出してしまった。本気で買ってしまいそうになった。いやもう、こういうものを買っている場合じゃないだろうと、自分に言い聞かせて店を出た。危ういところだった。

→行きつけだった日本の下着ショップも訪れる。店長のAKIMIさんにも久々に再会。

親戚にディナーの招待を受けた。アッパーイーストサイドのイースト川を望む超高級アパートメント。彼らは夫婦揃って超高収入なビジネスエリート。3人家族なのに部屋がいっぱいある。10以上はある。と数えてしまうところが庶民的すぎる我である。

もちろんメイド数名が常駐していて、彼女たちがネイティブなインド料理を用意してくれた。おいしかった。

初めて会った頃はまだ10歳に満たなかった長女も、今や大学進学を考える年頃。すっかり大人になっていた。

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