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10月25日(火)インド行き間近。荷造り再び。


インド行きを2週間後に控え、いよいよ、またまた荷造りを開始した。そんな中、ついついホームページも模様替えをしたくなり、新たなデザインにしてみた。

出発は11月7日深夜。当初、英国経由でムンバイ入りし、数日滞在する予定だったが、ムンバイ行きを取りやめたこともあり、フライトはシンガポール航空に変更。太平洋を横断してまずは香港で給油休憩。そこからシンガポールに入る。シンガポールに1泊して市内観光などをして、翌日の便でバンガロアに直行の予定。

シンガポールは、わたしにとって思い出深い地の一つ。社会人となって初めての海外取材は台湾だったが、2度目がシンガポールだったのだ。どちらも旅のガイドブック(ムック)の取材で、仕事そのものは過酷だったが、新たな経験の連続で、とても印象深かった。

当時、まだ欧州に行ったことのなかったわたしは、シンガポールの町並みに英国植民地時代の面影を見て、欧州のたたずまいに思いを馳せた。中国やインド、その他アジア諸国の空気が小さな島に凝縮されていることにも感嘆したものだ。

台湾でもそうだったが、「大東亜戦争」の片鱗が、あちらこちらでうかがい知られたのもまた、当時のわたしには衝撃的なことだった。

その3年後、別の会社に移ってからも、シンガポールへ取材に行った。一度目の取材の折、たしか日系デパートのそごうにあった「メガネのパリー・ミキ」で、ついでにメガネを作った。そのとき担当してくれた林(りん)さんが、二度目に訪れたとき、わたしのことを覚えていてくれたのがとてもうれしかった。

こちらの取材スタッフ(カメラマンとライター)と、林(りん)さんの同僚とで、夕食に出かけることになった。計6人が一台の車にぎゅうぎゅう詰めになって、夜の街に繰り出したことを思い出す。

そんな昔話はさておき……。

今後、どのような形で、ホームページに日々を記録していくか、なんとなく、思案中である。インドでも、「片隅の風景」のような形態を続けるのか、あるいは、日記のようにするのか、ブログを用いるのか……。

まだ、方向性が決まらないので、当面は、ここに書きたいことを書いておこうと思う。

そんなわけで、昨日より荷造りを開始した。今週中には大まかな片づけを済ませて、来週は出かけられるだけ出かけようと思っている。

それにしても、ここ数日、朝晩の冷え込みが著しい。朝、ベッドから出るのが辛い。ここ数日、ヨガをさぼっている。明日はちゃんとやろう。

 


10月27日(木)寒い! 荷造りも佳境でインド気分上昇中。
今朝はやたらと寒い。キーボードを打つ手が「かじかんでいる」感じ。いよいよ日も短くなって、すっかり秋の様相だ。

荷造りは7割方終わった。来週の金曜日には業者が引き取りに来る。つまり来週の土日はもう旅人の気分で、月曜深夜の出発に向けての助走。今週末はヨセミテ国立公園までドライヴしようか、という案も出ていたけれど、細々と雑務がありそうで、遠出は断念した。

それにしても、昨今はあらゆる面で、地球が狭くなったと感じる。10年前、日本から米国に越してきたときには、インターネットが普及していなかったから、なにもかもが電話だとか郵送だとか、あるいは足を運んでの手続きだったが、このごろじゃすべて、オンラインで手続きできる。

銀行口座やクレジットカードの住所変更も、インドでできるのだ。もちろん、手を患わせねばならない細事はあるけれど。

「インドは第三世界だから!」

と、ことあるごとに不安を示す夫だが、家族がいるというだけで、どれだけ心強いか。

昔なら、「またロメイシュ(義父)から電話だ〜」と思ったりもしてたけど、最近はありがたく感じる。ロメイシュとウマはわたしたちがバンガロアする翌日から1週間、ニューデリーから来てくれるそうで、物件探しも手伝ってくれるという。

いや、物件探しは自分たちでもできるけれど、あれこれと脳内がケイオス化するであろう夫の、ロメイシュが話し相手になってくれるのはありがたい。義姉夫婦スジャータもラグヴァンもバンガロア在住だし、なにかと心強い。

早くもスジャータからは「パーティーの企画」メールなどが届き、楽しみだ。

米国では仕事のことで頭のなかがいっぱいになりがちな夫も、インドの空気に触れれば、頭のネジが緩んで(あるいは弾けて)、リラックスできることだろう。っていうか、してくれ!

 


10月28日(金)更新情報。リンク
昨日、ヴァーチャル・カリフォルニアを更新しました。今回はサンタナ・ロウ。今日もまた、午後出かけます。MACY'Sがセールをやっているので、掘り出し物を発掘にゆくのです。荷造りの際に、不要なものを処分しすぎたら、頼んでいる引っ越し業者のミニマムチャージ(最低料金)の重量以下の量になったので、少々荷物が増えてもいいのだ。ふふ。

リンクのページ、作ってる最中ですが、更新しました。不具合など発見されたらお知らせください。

 


10月29日(土)秋晴れの土曜日。インドなシリコンヴァレー
今日は暖かく心地のよい秋晴れの土曜日。久しぶりにのんびりと朝寝をして、ベッドから出たのはなんと11時近く。すでに太陽が高かった。

食料品を使い切るため、キッチンの棚に残っていた日本のホットケーキミクスを取りだし、ワッフルを作った。

昨日はMACY'Sで靴を買い、化粧品を買い、ジュエリー半額セールだったのでピアスをいくつか買った。まだピアスホールを空けて1カ月あまりだから、もう少し、様子を見て新しいのに付け替えようと思う。

インドのピアスは針の部分が異様に太いのが多いから、しばらくはつけられない。っていうか、いつかつけられる日が来るんだろうか。

そのあとサンタナ・ロウへ行き、まずはBEST BUYへ。引っ越しに先駆けて、コンピュータバックアップを取るためのハードドライヴを購入。すでに一つあるのだが、もうひとつ、保険として。

普段、家ではデスクトップのiMacを使っていて、外出時にはiBookを使っている。主にはiMacに写真のデータなどを入れているので、それらを移植する予定。

買い物の後、例の(ヴァーチャルカリフォルニア参照)スパでマッサージ。ここはジャクージーとミストサウナが気持ちよくてね〜。ラヴェンダーオイルを滴らせたおしぼりがラップにきれいに包まれて、冷蔵庫に用意されているんだけど、それを顔に載せてミストサウナで横たわる気分って、最高。

荷造りで疲労した身体を(疲労してたのか?)、じっくりと癒す感じ。ふふふ。

夫にはお土産にケーキを買って帰った。

さて、これから近所の旅行代理店に行き、インド行きのチケットを受け取りに行く。もちろんインドの旅行代理店。ここはインド人が多いから、インド専門の旅行会社やらレストランやら食料品店やら、あれこれあって、歩いている人もインド人ばかりで、本当にインドなのよね〜。

うちの近所の郵便局もインド人の勤務者が多数で、こないだは3カ所の受付が全員インド人で、思わず「アチャ〜」と相づちを打ちそうになったよ。ならんならん。

スタンフォード大学でPh.Dを取った義兄のラグヴァンは、この界隈のことに詳しくて、こないだバンガロアに行ったときに、こんなジョークを聞かせてくれた。

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サンノゼのあるアパートメントで、郵便配達員が郵便物を配っていた。1通の手紙、Mr. スミス宛の手紙のルームナンバーが未記入でわからない。配達員は通りかかったインド人女性に、声をかけた。

「すみません。Mr. スミスをご存じではありませんか?」

インド夫人、答えて曰く、

「あら、このアパートメントには、外国人は住んでいませんよ」

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とまあ、それほどインド人が多いってことだな、ここには。

それにしても、ニューデリーでのテロ。本当に、世界のあちこちでテロだな。ニューデリーの家族親戚は、多分、問題なかったと思う。すでに目を覚ましたときには向こうの深夜だったので、電話するには遅すぎた……。


11月2日(水)引っ越し目前
いよいよ明後日は引っ越し業者が荷物を取りに来る。今日は夫も会社を休んで荷造りの手伝い。というか、仕事の傍ら、部屋をうろうろ。使い切れていない食料品が勿体ないと思う反面、調理が面倒だから外食したいと思う葛藤……。パン粉と油が残っているから、今夜はエビを解凍して、エビフライかなあ。でも野菜がない。トマトの缶詰とタマネギで、スープでも作ろうか。ああ、お腹が空いてきた。そうだサンノゼの地ビールもまだ余ってるんだ。飲んでしまわなきゃ! (飲み尽くさずともよし!)