NOVEMBER 20, 2004  旅の思い出

タージ・マハルへの旅を共にしたヴィンとトムから、ぜひ写真を送ってくれと頼まれていた。プリントアウトをしてみた。それはコンピュータの画面で見るのとは比べものにならない美しさだった。アルバムを作ろうと思い立った。夫と、彼のボスのためにも2冊。合計4冊の、限定仕様インドアルバムができあがった。夫はそれをとても気に入り、毎日、何度も眺めている。

ホームページを持ち、デジタルカメラを買ってからというもの、写真は現像することなくコンピュータ上に載せるばかりだった。こうして、誰にでも見られる利点がそこにはあるから。けれど、印刷して、手でページをめくりながら、そのアルバム、あるいは本を「所持する」ことのよさを、改めて痛感する思いだ。

それにしても、自宅でこんなに簡単に、質のいい写真が印刷できる昨今のデジタルカメラ、そしてカラープリンタの性能に脱帽。部屋の壁に、旅の「片隅の風景」が、今いくつも散りばめられている。

 

NOVEMBER 18, 2004  ただいま

道を歩いている人は疎らで、

街はまるで、眠っているかのような静けさ。

人口過密で騒がしくてどうしようもない場所から帰ってきたあとは、

その静けさが、より一層際だつ。

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